2019,12,24
情報化時代となり、医学研究も大きく変わった。
要素還元的なメカニズム研究の 重要性は変わらないが、分子や細胞レベルの解析を、組織や器官の生理機能、 病態、疫学などの多階層で構成されるシステムの理解に結びつけることが求められている。
さらに基礎研究から診断や治療法の開発に発展させる応用研究も重要となった。
生命や疾患は複雑なネットワークシステムを形成する。
このため医学研究では、要素に還元しつつ多段階でデータを統合し、システムを分析する 必要がある。
基礎研究ではマルチオミクス解析、イメージング技術、分子構造解析、 多臓器連関による恒常性維持機構に関する研究が大きく発展している。
臨床研究では、 大規模臨床試験や、診療情報、レセプト情報などを用いたビッグデータ解析が始まった。
講演では、情報化時代の医学研究について自身の研究とともに、最近の科学技術振興機構 での議論を紹介する。
【日 時】 2020年1月10日(金) 16:30~18:00(受付16:00~)
【会 場】 国立循環器病研究センター エントランス棟3F 講堂
【講 師】 自治医科大学 永井良三 学長
http://www.ncvc.go.jp/res/projects/post-191209.html
【申込みフォーム】https://www.science-cafe.jp/lecture20200110/
【メール】event@science-cafe.jp
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