ファインセラミックスセンター(JFCC)の最先端の研究開発の取り組みをご紹介する先端技術セミナーをWebにて開催いたします。
「GX時代のマテリアル戦略を支える新材料開発と先端解析技術」をテーマに2件の講演を行います。ぜひご参加ください。
◯開催概要
日 時:2023年8月24日(木) 13:30~15:00
配信方法:Teamsで配信
プログラム【各講演30分、質疑10分】
講演1 :炭化ケイ素系ガス分離膜の細孔径チューニングと細孔径評価
材料技術研究所 主任研究員 永野 孝幸
発表概要:炭化ケイ素系ガス分離膜は、多孔質支持基材として使用される
アルミナと熱膨張係数差が大きいため、焼成後の膜にクラックが
発生しやすく、高い分離性能を得ることが困難でした。
JFCCの対向拡散CVD法を用いたアルミナ細孔内への成膜では、熱膨
張係数差に起因する残留応力を軽減し、細孔径をコントロールす
ることが可能です。
今回は細孔径チューニング手法と細孔径の直接評価について紹介
いたします。
講演2 :大気圧走査電子顕微鏡を用いた液中電気化学反応その場観察
ナノ構造研究所 主任研究員 吉田 要
発表概要:電池をはじめとする多くの分野で、液中電気化学反応挙動の理解
が求められています。
反応挙動を把握するには、反応過程をその場観察することが有効
ですが、通常の電子顕微鏡では試料が真空中におかれるため、液
相を直接観察することが困難でした。
JFCCでは大気圧走査電子顕微鏡を用いた電気化学反応その場観察
装置を考案しました。
今回は電解液中での金属電析・溶出過程のその場観察事例につい
て紹介いたします。
参 加 費:無料
定 員:300名(先着順)
申込方法 :下記JFCCのHPよりお申し込みください。
⇒ https://www.jfcc.or.jp/event/#sentan_seminar9
申込み〆切:8月21日(月)