関西サイエンス・フォーラムでは阪神淡路大震災以後、地震予知研究を促進 する活動を行なっています。
地震学が誕生して以来、大地震の予知は科学の大きな夢でした。阪神大震災、東日本大震災等を経験して、大地震の直前予知が国民の悲願となっています。将来発生が予想される南海トラフ巨大地震については、直前予知により多くの人命を救う事ができます。
これまで地震予知については、予知不可能論も喧伝され、冷ややかな状況に ありました。しかし、東日本大震災をきっかけに、直前の地震前兆現象の存在が確認されました。
今回の講演会では、測地衛星(GNSS)を活用した大地震直前の物理現象(特に電離圏)の異常について紹介します。
さらに今年2月6日に発生したトルコ・シリア地震の概要、特徴を紹介し、この地震による各地の揺れと建物の被害、橋梁・鉄道の被害、地表地震断層とそれによる被害状況について紹介します。これらの被害に対する直後の対応や復旧・ 避難・仮設住宅の対応の様子も紹介します。これらのことから、日本で学ぶべき教訓についても考えてみたいと思います。
◆開催日:令和5年12月5日(火)13:00~16:00
◆会 場:大阪大学中之島センター10階、佐治敬三メモリアルホール
(大阪市北区中之島4-3-53)
◆参 加:現地開催およびZoom併用
◆費 用:無料 ◆申込み期限:11月30日(木)
◆主 催:関西サイエンス・フォーラム(関西経済同友会内)
大阪国際フォーラム
◆共 催:(一社)日本地震予知学会
◆後 援:(一財)大阪科学技術センター、(公財)関西・大阪21世紀協会
◆プログラム:
総合司会 長尾 年恭(日本地震予知学会 会長)
1.開会挨拶 秋山 喜久(関西サイエンス・フォーラム 会長)
2.萩尾さんの功績 ビデオレター 尾池和夫(静岡県立大学理事長)
3.招待講演 梅野 健(京都大学 教授)
大地震発生直前の異変を確実に捉える ーその日までに、そして直前の
1時間に我々は何ができるか?ー
4.招待講演 森 伸一郎(愛媛大学 特任教授)
2023年トルコ・カフラマンマラシュ地震による被害と対応および日本が学ぶべき教訓
5.講演 長尾 年恭(日本地震予知学会 会長)
関西サイエンス・フォーラムが地震予知研究に果たしてきた役割と今後の 地震予知研究事
◆申込方法:e-mail ksf.mrg@kansaidoyukai.or.jp, Fax 06-6441-1030 ①氏名②勤務先名③所属④役職⑤電話⑥参加方法⑦メールアドレスを書いて、 ファックスかメールで11月30日までに参加申込みしてください。
◆問合せ先:関西サイエンス・フォーラム 吉田奈津子
TEL:06-6444-3777
e-mail:ksf.mrg@kansaidoyukai.or.jp