大阪府では、2025年大阪・関西万博(以下「万博」といいます。)の機会を活かして、カーボンニュートラルに資する最先端技術(注1)の開発・実証にチャレンジする企業を後押しする「カーボンニュートラル技術開発・実証事業」を実施します。
カーボンニュートラルの実現は、既存技術の普及・改良にとどまらない、イノベーションの創出が不可欠であり、大阪・関西万博基本計画では、「未来社会の実験場」のコンセプトのもと、万博でカーボンニュートラルを体現していくこととされています。
世界的なイベントである万博の機会を活かして、カーボンニュートラルに資する最先端技術を用いた最終製品やサービスを披露(注2)し、技術の実用性や利活用の効果などを広く発信することで、社会への実装やビジネス化に向けた取組みを促進することに加え、材料や部材等の技術開発や事業化などにおける、府内中小企業(注3)等のビジネスチャンスの創出・拡大へと波及させ、大阪のさらなる成長や脱炭素社会の実現につなげていくことを狙いとしています。
社会にインパクトをもたらすとともに、万博後に府内中小企業を巻き込んだビジネス展開につながる、チャレンジングな取組みの応募をお待ちしています。
(注1)2022年4月に公益社団法人2025年日本国際博覧会協会(以下「協会」といいます。)が、万博の脱炭素・資源循環に関する目指すべき方向性及び対策についてとりまとめた「改定版<EXPO 2025 グリーンビジョン>」の「4.核となる対策の候補」のうち、エネルギー、運営及び会場整備に関する技術(巻末に抜粋掲載)を主に想定しています。
(注2)万博開催期間中に、大阪府域において、カーボンニュートラルに資する最先端技術を用いた最終製品・サービス(製品やサービスの一部を構成する部品または付属品にとどまるものを除きます。)の開発及び実証の成果を広く知らしめるよう、実装、実証または展示を行うことをいいます。実装・実証の現場の見学受入れ、または技術を適用した製品や設備そのものの展示による披露を原則としますが、衛生面や安全管理面など特段の事情がある場合は、デモ機や映像による発表の場を設けるなどで代替することも可能です。
(注3) 主たる事業所が大阪府内にある中小企業をいいます。
○概 要:2025年大阪・関西万博の機会を活かして、カーボンニュートラ
ルに資する最先端技術の開発・実証にチャレンジする企業を後
押しします。
○公募対象者:営利企業(大阪府外の企業も応募可)
○補助金額等:事業1件につき、上限1億5千万円 ※補助対象経費の3分の2以内
○応募書類提出期間:2023年4月21日(金)~4月28日(金)必着
○問合先:<報道機関の方>大阪府(産業創造課/TEL:06-6210-9486)
<事業者の方>大阪府行政オンラインシステム
○詳 細:https://www.pref.osaka.lg.jp/energy/carbonneutral/index.html