〔趣 旨〕近年ますます複雑化する機械構造物の挙動を把握し、設計の合理化や期間短縮を図るために、数値シミュレーション技術が幅広く適用されています。目的に合った精度のシミュレーション結果を得るためには、対象物の構造・強度・現象を本質的に理解し、適正にモデリングすることが不可欠です。本講習会 では、構造・強度設計に係る数値シミュレーションに不可欠な基礎知識や理論を分かり易く解説するとともに、産業界における種々の適用例を基に、モデリングや結果の妥当性を考える上での留意点や勘所を具体的に説明します。これからシ ミュレーション技術を身につけようとされる方はもとより、既にある程度の知識 や技術をお持ちの方にとっても、スキルアップにつながる絶好の機会ですので、ぜひご参加ください。
〔日 時〕2023年5月22日(月) 9:45~17:15、23日(火) 9:30~17:30
〔会 場〕オンライン(Zoomを利用)
〔協 賛〕大阪科学技術センターほか
〔内 容〕
●5月22日(月)●
9:45~11:45/構造解析のための数値シミュレーション:
基本原理とテクニック
京都大学 大学院エネルギー科学研究科 今谷 勝次
12:45~14:15/接触・摩擦解析のボルト・ナット締結体への適用
東京大学 大学院工学系研究科機械工学専攻 泉 聡志
14:30~15:30/FEM解析の留意点と適用事例
(使用済み核燃料輸送容器の衝撃解析)
日立造船(株) 技術研究所 岡田 潤
15:45~17:15/繊維強化複合材料の数値モデリングとマルチスケール解析技術
大阪大学 大学院工学研究科 倉敷 哲生
●5月23日(火)●
9:30~10:30/衝撃シミュレーションに必要な動的材料特性の
構成モデルとその高精度化
伊藤忠テクノソリューションズ(株) 科学システム本部
津田 徹
10:45~11:45/陸・海・空の輸送機器における耐衝突・衝撃設計への
数値シミュレーションの適用
川崎重工業(株) 技術研究所 冨澤 雅幸
13:00~14:30/接触問題における数値シミュレーションの基礎と
機械部品への適用
兵庫県立大学 大学院情報科学研究科 鷲津 仁志
14:45~16:15/構造設計問題に最適設計法を活用するために
京都大学 大学院工学研究科 泉井 一浩
16:30~17:30/自動車鋼板スポット溶接部の数値解析シミュレーション手法と
部材強度評価への応用
日本製鉄(株) 技術開発本部 上田 秀樹
〔定 員〕100名
〔申込締切〕2023年5月15日(月)
〔聴 講 料〕
会員 30,000円(学生員10,000円)
会員外50,000円(会員外学生15,000円)
※OSTEC賛助会員は会員価格でご聴講いただけます。
〔詳細・申込方法〕 関西支部ホームページよりお申し込みください。
https://jsmekansai.org/Seminar/kou385.html
〔問合せ先〕 一般社団法人日本機械学会 関西支部 事務局
TEL:06-6443-2073