1たまごをよく洗(あら)い、ガラスびんに静(しず)かに入れて、食酢(しょくす)をたっぷり注ぎます。中でたまごが浮(う)く程度(ていど)。
2ラップでふたをして、そのまま4~5日おきます。
31日に1度、たまごをこわさないようにひっくりかえして下さい。
44~5日たったら食酢(しょくす)からたまごを出して、表面をていねいに洗(あら)います。
5たっぷりした水にしばらくつけておくと、たまごが大きくふくらみます。
6ぷよぷよたまごの完成(かんせい)!
食酢(しょくす)に入れたら、たまごはどんな状態(じょうたい)になるだろう?びんの外から観察(かんさつ)してみよう。ぷよぷよに大きくなったたまごを、水の中に落としてみましょう。ゴムボールのようにはずみます。
注意
実験(じっけん)のあとのたまごは無害(むがい)ですが、食べないようにしましょう。
たまごには、まわりのかたいからの内側(うちがわ)に「卵殻(らんかく)膜(まく)」とよばれるうすい膜があります。ゆでたまごをむくときに、このうすい膜があるのに気がつくでしょう。食酢(しょくす)で外側(そとがわ)のかたいからがとけてしまっても、この卵殻膜は残(のこ)ります。そのためたまごはたまごの形のままです。しかし、この卵殻膜には目に見えない小さな穴(あな)がいっぱいあいています。穴はとっても小さいので、たまごの成分(せいぶん)のタンパク質(しつ)は通 りぬけられませんが、水は通りぬけることができます。
外側のからをとかしたたまごを、しばらく水につけておくと、膜の内側と外側の液体(えきたい)の濃度(のうど)を等しくしようという「浸透(しんとう)」の働(はたら)きによって、卵殻膜の内側に水が入りはじめます。そして、卵殻膜ののびる限度(げんど)まで水が入はいり込こむので、やわらかいたまごはどんどん大きくぷよぷよになってしまうのです。