事業成果
[3] 偏光計測カメラ
(大阪府立大学/菊田久雄) (千葉大学/大沼一彦)
(大阪府立産業技術総合研究所/菊田久雄) ((株)北辰光器/北本健二)
((株)トプコン/福間康文・塩入隆・西尾幸治・岡崎芳郎)
[1] 新機能光ナノ構造デバイスの開発 [2] 構造複屈折偏光素子の開発
[4] 波長選択フィルターの開発 [5] 導波型光スイッチの研究
[6] 共鳴格子型光スイッチの研究 [7] ナノインプリント法による光学素子作製
[8] シリコン微細深溝エッチング
技術の開発
[9] 微細光学素子の素材と加工技術
研究の目的と特徴
サブ波長格子がもつ構造複屈折を利用して微小複屈折位相板のアレイを作成し、これをCCDイメージセンサーに張り付けることで、可動部のない実時間偏光計測カメラを試作する。
本カメラシステムでは、単純な縦・横の偏光成分の光強度画像を得るだけでなく、偏光・非偏光成分の切り分け、円偏光の右回り・左回りの識別など、偏光状態を完全に捉えることが可能になる。また、CCD撮像素子の変更とソフトウェアの追加だけで通常の画像入力装置をそのまま利用できる利点がある。
ここでは、カメラ開発の他、これを用いた計測・検査装置への展開についても検討を行う。
成   果
画像分解能329×243画素の実時間偏光計測カメラの試作を行った。スナップショット撮影の他、11フレーム/秒のレートで偏光画像をとらえることができる。
微小位相板アレイは、電子線描画装置によるパターニングと高密度プラズマエッチングによって作成した。CCDイメージセンサに合わせて、一つの位相板の大きさは7.4μm×7.4μm、画素数は658×486である。微小位相板は格子方向の異なる2×2個の組み合わせを基本として配列されている。この位相板アレイと偏光フィルムをCCDに張り合わせる。偏光は2×2画素からの出力強度を用いて、簡単に計算できる。波長板アレイの張り合わせ誤差は、ソフトエア処理によって解消できる。
また、本カメラシステムにて網膜の偏光特性を利用した緑内障検査への応用を検討した。
事業化計画
緑内障検査装置への応用
成果発表
特許出願件数 1件 投稿論文数 1件
学会発表 3件 新聞発表 1件
[1] 新機能光ナノ構造デバイスの開発 [2] 構造複屈折偏光素子の開発
[4] 波長選択フィルターの開発 [5] 導波型光スイッチの研究
[6] 共鳴格子型光スイッチの研究 [7] ナノインプリント法による光学素子作製
[8] シリコン微細深溝エッチング
技術の開発
[9] 微細光学素子の素材と加工技術

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